中日ロメロ、初シート打撃で151キロ 与田監督「ローテ期待?」に「もちろん!」

実戦形式のマウンドに上がった中日のエンニー・ロメロ【写真:荒川祐史】
実戦形式のマウンドに上がった中日のエンニー・ロメロ【写真:荒川祐史】

打者7人に対して被安打1、奪三振2と好投

 中日の与田剛監督が、新助っ人エンニー・ロメロ投手に大きな期待を寄せた。今季新たにチームに加わった左腕は15日に初のシート打撃に登板。最速151キロをマークし、打者7人を1安打に封じた。

 最速102マイル(164キロ)を誇る助っ人左腕が、その実力の片鱗を覗かせた。先頭のビシエドを中飛に打ち取り、続くルーキーの滝野には左前安打。ここから左腕のエンジンが徐々にかかってくる。続く福田は149キロで見逃し三振。渡辺も149キロで押し込んで左飛に仕留めると、モヤへの初球はこの日最速となる151キロ。モヤを中飛に打ち取ると、最後は石川を148キロで空振り三振に仕留めた。

 当初は打者6人の対戦予定だったが、球数が少なかったために1人追加。打者7人で被安打1、2つの三振を奪い「自分としてはうまくいったと思う。やろうとしていることが出来ていて良かった。ボールを低めに集められたことが収穫」とドミニカ人左腕は納得の表情だった。

 この助っ人の投球に目を細めたのが、与田監督だ。この日の全体練習終了後に「打者が立って実戦になった方が雰囲気が良くなる。角度があるし、色々な角度のボールを投げていた。大きな期待をしています」と語った指揮官。「ローテ入りが期待できるか」との問いに「もちろん!」と言い切っていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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