広島小園は実戦向き、巨人高橋もローテ期待 ドラ1ルーキーの現状は?【セ編】
中日根尾は2軍スタートながら順調に回復
プロ野球はキャンプも中盤を迎え1軍生き残りを懸け激しいアピール合戦が繰り広げられている。昨年、ドラフト指名を受けた各球団のルーキーたちは初のキャンプをどう過ごしているのか? ここでは栄光のドラフト1位指名を受けた12球団の“ドラ1”の現状を紹介していく。セ・リーグ編。
○広島・小園海斗内野手
27年ぶりとなる高卒野手の1軍キャンプスタート。それだけでも期待の高さがうかがえるが、キャンプが始まっても高評価。守備でも軽快な動きを見せ、遊撃を一緒に守る田中からお褒めの言葉をもらうなど順調。バットでも12日のシート打撃で大瀬良から安打。16日に母校の卒業式に出席し、19日からいよいよ練習試合に出場していく。
○ヤクルト・清水昇投手
OBの松岡弘氏や川崎憲次郎氏ら右の本格派が背負った番号「17」を付け、開幕ローテ入りを期待された右腕だったが、第1クール中に発熱で体調を崩し、別メニュー調整を行っていた。当初は9日に予定されていた紅白戦の登板は見送られた。今は投球練習を再開し、順調。焦らずに実戦へ準備を進めていく。
○巨人・高橋優貴投手
最速152キロ、貴重な左腕として大きな期待をかけられている。巨人のドラ1は注目されるが、第1クール最終日で登板したフリー打撃では得意のスクリューなどで陽、阿部、岡本から奪三振。10日の紅白戦では紅組の先発として実戦初登板し、3回2安打1失点で沖縄キャンプ切符を手に入れるなど好調。
○中日・根尾昂内野手
右ふくらはぎの肉離れのため2軍で調整中。それでも人気の高さからキャンプが行われている沖縄・読谷の球場には連日、多くのファンが押し寄せる。10日にキャンプで初めて屋外フリー打撃を行った時は約1200人ものファンが。その後、患部の回復状況は順調でフリー打撃で柵越えも見せるなど段階が上がっている。
○DeNA・上茶谷大河投手
ラミレス監督の期待の即戦力ルーキー右腕としては14日のフリー打撃に初めて登板。150キロに近い直球にカットボールの精度も高く、神里、楠本、知野を相手に投球するなど、順調に調整。首脳陣から高評価を受けた。16日以降に実戦登板をする見込み。
○阪神・近本光司外野手
初の対外試合だった14日の楽天戦で2安打1打点。3回に1本目の安打を放つと、7回1死二塁から左中間を破る三塁打。打撃センスの高さと快足を見せつけた。中堅のポジション争いを繰り広げており、高山、中谷ら経験のある選手らと競っていく。
(Full-Count編集部)