広島ドラ1小園が再合流 卒業式で同級生から「誰が一番すごい?」の質問に…

春季キャンプに臨む広島・小園海斗【写真:沢井史】
春季キャンプに臨む広島・小園海斗【写真:沢井史】

卒業式を終えてチーム合流、同級生に「これだけすごい人がいるんだって言いました」

 広島のドラフト1位・小園海斗内野手が17日、沖縄の1軍キャンプに合流した。16日に卒業式が行われたため、日南での一次キャンプを打ち上げた後に一旦帰郷。式を終えて同日夜に沖縄入りした。地元に帰り、英気を養ってきた黄金ルーキーのプロ野球選手としての日々が、いよいよ本格的にスタートする。

 束の間ではあったが、地元・兵庫県宝塚市の実家や母校で穏やかな時間を過ごした。最後となる学ランに袖を通し、3年間、共に白球を追った同級生とも久しぶりに再会。今はスーツを着用するため、学ランを見るだけでも懐かしさを感じた。

「(1軍にいて)『みんなには誰が一番すごいの?』と、ばかり聞かれました」と小園。「バッティングだったら鈴木誠也さん。守備なら菊池(涼介)さんや田中広輔さん。これだけすごい人がいるんだって言いました」。あらためてカープの一員になったことを実感した。

 卒業式後、同級生との最後の時間にゆっくり浸る間もなく、すぐに空港に移動した。報道陣から「寂しくなかったか」と問われると、「寂しいですけれど、すぐに連絡は取れますから。また、みんなで集まると思いますので」。むしろ、いよいよ”戦闘モード“となる生活に気持ちを新たにしていた。

「高校を卒業して社会人になるんですけれど、野球もそうですけれど、人として成長していきたいです」。高校では努力に努力を重ね、夏は最後まであきらめずに数々の接戦をものにし、最後の夏の甲子園に出場できた。プロでも“あきらめない姿勢”を胸に、これから長い道を歩んでいく。

(沢井史 / Fumi Sawai)

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