大谷翔平、イチローとの直接対決を熱望「すごい楽しみ」

エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

報道陣の取材に対応、45歳イチローへ「挨拶する機会もプレーする機会もある」

 昨年10月初旬に右肘内側側副靭帯の再建術(トミー・ジョン手術)を受けた影響で今季は打者一本となるエンゼルスの大谷翔平投手が17日(日本時間18日未明)、マリナーズのイチロー外野手との直接対決を熱望した。この日、報道陣の取材に対応し、「もちろんカードがあれば挨拶する機会もありますし、プレーする機会もある。すごい、もちろん楽しみにしています」と目を輝かせた。

 メジャー1年目の昨年は投手・大谷と打者・イチローの直接対決が期待されたが、イチローが5月3日(同4日)にマリナーズの会長付特別補佐に就任。2人の直接対決は幻となった。大谷は昨年10月初旬に右肘のトミー・ジョン手術を受け、今季は打者に専念する。「僕は投げないので、実際の対決はないですけど」と語ったが、同じグラウンドでのプレーすることは格別な時間となるに違いない。今季のマリナーズ戦は4月1日が初戦。大谷の復帰が期待される5月以降では5月30日からの6月2日までの敵地4連戦となる。

 投打ともに不振だった昨年のスプリングトレーニングでは米アリゾナ州のイチロー宅へバットを持って訪問。「なかなかプレーが思い通りにいかず、精神的な部分もそうだが、『そういうところで一番経験されている方にお話をうかがいたい』、と実際に会ってお話させていただいた。そこから気持ち的にも技術的にも、より進歩してシーズンに入っていけたので、すごく感謝しているし、勉強になった期間だったと思う」と振り返っていた。「(今キャンプは)まだ会ってない」というスーパースターの2人が、今後どのようなドラマを描くのか。目が離せない。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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