ラオスの野球大会に日本人チームも 野球を通じた国際交流で広がる支援の輪

日本がラオス野球のためにできること

 1月に行われた「韓国-ラオス野球大会」は今年で5回目の開催となった。日本チームは現地で働いている人や大会のためにラオスを訪れた人で構成され、日替わりでメンバーが入れ替わった。そのために日によっては人数が足りなくなる時もあり、その際は大会運営スタッフも務めた韓国人も混ざって日韓混成チームで試合に臨んだ。

 大会はラオスの首都・ビエンチャンにあるチャオ・アヌウォン国立競技場(サッカー場)で開催され、1試合1時間半の時間制、マウンドはとび箱のとび台のような簡易的なものが用意されるなど日本とは違う環境下で行われた。天然芝のフィールドで打球がイレギュラーし、出場した多くの選手たちが苦戦していたものの、日本チームは堅実な守備を武器に3試合を戦い2勝1敗という成績を残した。

 沖縄県うるま市出身で日本チームの一員として大会に参加した宮城雄飛氏は「今回で2回目の参加になります。私は英語も韓国語も全然できませんが、野球用語は共通だと思うのでプレーは韓国人の方ともフレンドリーに楽しくできました」と野球を通じての国際交流に喜びを感じていた。ちなみにラオスでの野球大会は誰でも気軽に参加することができ、来年も同時期の開催を予定している。こうした継続的な野球大会の開催は国内での競技認知度を高め、ラオス人にとっても新たなスポーツの選択肢となる。

 昨年はインドネシアで行われたアジア大会にも出場したラオスだが、国内に野球チームは1つしかなく、まだまだ発展途上の段階。日本も試合開催のためのチームの派遣や、野球教室を開催など支援できることがある。こうした小さな積み重ねが本当の意味での競技普及に繋がっていくのではないだろうか。

(豊川遼 / Ryo Toyokawa)

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