マチャドがパドレスと10年総額332億円で契約合意 FA契約の史上最高額に
FA市場の目玉がようやく契約へ、FA以外の選手を含めたMLB史上最高額契約はならず
ドジャースからフリーエージェント(FA)となっていたマニー・マチャド内野手がパドレスと10年総額3億ドル(約331億7000万円)で契約合意に達したと米複数メディアが報じた。各球団のスプリングトレーニングがすでに始まる中、FA市場の目玉の一人の行き先がようやく決まった。
ESPNのジェフ・パッサン記者が、マチャドとパドレスの契約合意をツイッターでレポート。MLB公式サイトも関係者がこの事実を認めたと報じた。同サイトのマーク・フェインサンド記者によると、注目された金額は10年総額3億ドルで、米国スポーツのFA契約では史上最高額となったという。これまでの記録は、2007年オフにアレックス・ロドリゲスがヤンキースと結んだ10年総額2億7500万ドル(約304億円)だった。
ただ、FA以外の選手も含めると、メジャーリーグ史上最高の契約総額となっているジャンカルロ・スタントン外野手の13年3億2500万ドル(約360億円)には及ばず。スタントンは2014年オフに当時所属していたマーリンズと超大型契約を結んでいた。
米ヤフースポーツのティム・ブラウン記者は、5年が終了した時点でマチャドが契約を破棄してFAになることを選択できる「オプトアウト」の権利が含まれているとレポート。ジョン・ヘイマン記者は、金額などで合意に達しているものの、また正式契約には至っていないと伝えている。
オフの目玉の一人が契約に至ったことで、FA市場もようやく動き出す可能性が高い。もう1人の注目選手、ブライス・ハーパー外野手(ナショナルズからFA)らの動きに注目が集まる。
(Full-Count編集部)