ダルビッシュが実戦形式登板 地元紙は絶賛「輝く」、指揮官も「とても嬉しい」
実戦形式の投球練習「ライブBP」に登板、マドン監督は「彼は本当に吹っ切れたようだ」
カブスのダルビッシュ有投手が19日(日本時間20日)、スプリングトレーニングで初めて実戦形式の投球練習「ライブBP」に登板。MLB公式サイトの記者は、真後ろから撮影した貴重な動画を自身のツイッターで投稿している。地元紙「シカゴ・トリビューン」によると、名将ジョー・マドン監督は「良い状態」「嬉しい」と絶賛。昨季故障に苦しんだ右腕は復活へ向けて、力強く前進しているようだ。
同紙は「ユウ・ダルビッシュがライブBPで投げたことなど、カブスのスプリングトレーニングで分かった5つのこと」と題して特集を掲載。「5つのこと」の最初の項目が「ユウ・ダルビッシュが最初のBPセッションで輝く」となっている。
記事では、「右肘の手術から復活を目指すユウ・ダルビッシュにとっては、より大きなチャレンジとなるだろうが、彼の最初のブルペンセッションを見たら、彼が復活できると更に楽観的になれた」と紹介。ダルビッシュの投球を真後ろから撮影したMLB公式サイトのジョーダン・バスティアン記者の動画も添えている。スピードが分かる圧巻の映像だ。
さらに、マドン監督が「彼はとても良い投球をした。彼は本当に吹っ切れたようだ。彼が良い状態に見えたことで、私はとても嬉しいよ」と話していたことも紹介。その喜びが伝わってくる。
ダルビッシュは昨季、6年総額1億2600万ドル(約140億円)の大型契約でカブスに加入したものの、右肘の故障に苦しむなどわずか1勝(3敗)に終わった。今オフ、目立った動きのなかったカブスにとって、ダルビッシュの復活が最高の“補強”になる。その力を見せつけたいところだ。