鷹の育成左腕・川原が最速151キロをマーク A組紅白戦に抜擢、3者凡退の好投
2012年に最速158キロを記録した剛腕が支配下復帰へアピール
ソフトバンクの川原弘之投手が、支配下復帰へとアピールした。20日に宮崎・生目の杜運動公園で行われた紅白戦で8回に登板。最速151キロをマークし、3者凡退に封じた。
育成選手の川原が剛球を披露した。B組から、この日のA組紅白戦に抜擢された左腕。最終回の8回に登板すると、先頭の栗原を詰まらせて投ゴロ、続く川瀬晃を中飛に打ち取って2アウトを奪った。
3人目の打者となった川島に対しては、2ストライクに追い込むと、そこまで140キロ台後半だったストレートの威力がアップ。2球連続で150キロをマークすると、5球目にはこの日最速の151キロを計測。最後は変化球で空振り三振に仕留めた。見事に3者凡退で試合を締めくくり、スタンドのファンからも大きな拍手を受けていた。
2009年のドラフト2位で福岡大大濠高から入団した左腕。2012年には2軍戦で、当時の日本人左腕最速となる158キロをマークした。その後は故障に苦しみ、2015年には左肩手術を受け、そのオフに育成選手になった。4年ぶりの支配下復帰を目指す中で、アピールに成功した。
(Full-Count編集部)