ハーパー、332億円超オファーを複数“拒否” マチャド契約で決着へ加速か?
有力候補フィリーズは外野手負傷で獲得へ加速か?
契約先の行方に注目が集まるブライス・ハーパー外野手(ナショナルズFA)。同じく目玉FA野手とされたマニー・マチャド内野手がパドレスと10年3億ドル(約332億3900万円)のFA史上最高額で契約合意に至ったことから、ハーパーも近日中に決断するのではないかと注目を集めている。MLB公式「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマン記者は20日(日本時間21日)、自身のツイッターを更新し、ハーパーが最近複数の3億ドル超のオファーを断っていたと伝えている。
マチャドの契約合意を受け、FA市場が大きく動き出しそうだ。ヘイマン記者は「少なくとも5球団が交渉継続中だが、マニー(・マチャド)に3億ドル渡したパドレス、支出を抑える方向に舵取りしそうなホワイトソックスよりも、フィリーズ、ジャイアンツ、おそらくナショナルズにより高い可能性が残されているようだ」とツイート。ハーパーが契約先の最終選考段階に入った様子を窺わせている。
ハーパー獲得の有力候補とされるフィリーズは、この日、正中堅手のオデュベル・ヘレラがキャンプイン直前に痛めた左太もも裏を悪化させて練習を早退。地元テレビ局「NBCスポーツ・フィラデルフィア」公式サイトによれば、ゲイブ・キャプラー監督は「軽い肉離れ」と話したというが、ヘレラの離脱がハーパー獲得への熱意を高める可能性はある。
FA市場最高額を記録したマチャドの契約だが、ハーパーがこれに並ぶか超える契約を結ぶのは確実な展開になってきたが、最終的にはどのチームとどんな契約で決着を見るのか楽しみだ。
(Full-Count編集部)