注目のキャンプ招待選手にイチロー 「スポーツ界最高のキャリアを持つ1人」
18年目で初のマイナー契約、キャンプは招待選手として参加も「選手として復帰する」
開幕まであと1か月に迫ったMLB。45歳で日米合わせてプロ28年目のシーズンを迎えるイチロー外野手は、オフにマリナーズとマイナー契約を結び、初めてメジャー昇格を争う立場となった。日本での開幕戦はロースター入りは“内定”しているが、現在はメジャー40人枠からは外れているため、スプリングトレーニングは招待選手として参加している。
メジャー契約の40人枠には入っていないものの、メジャーキャンプに参加できるのが招待選手。有望な若手選手や、実績があるもののメジャー契約をつかめず、開幕までに昇格を目指すベテラン選手などが多い。イチローのみならず、スプリングトレーニング中は各球団で何人もの招待選手がキャンプに参加している。
そんな中、米メディア「ザ・スコア」がア・リーグの招待選手のうち、注目すべき10人を選出。トッププロスペクト、ノーヒットノーラン達成経験のある投手などがいる中、イチローも選ばれている。
記事では、イチローについて「短期間かもしれないが」と前置きしたうえで「マリナーズで選手として復帰する」と紹介。昨年5月に球団の会長付特別補佐に就任し、試合には出場せずにチームに帯同してきたイチローは、メジャーの舞台で再びプレーすることになる。そして、特集では日米通算でピート・ローズを上回る“世界一”の安打数を刻んでいることなど、これまで背番号51が残した数々の功績についても触れ、「彼が正式に引退する時、彼はプロスポーツ界で史上最高のキャリアを持つ1人となるだろう」と締めくくった。
ほかに、特集ではブルージェイズのトッププロスペクトの1人であるボー・ビシェットや、ノーヒッター右腕のホーマー・ベイリーらが選出されている。
ザック・パットナム(レッドソックス)
ルイス・ロバート(ホワイトソックス)
マット・ジョイス(インディアンス)
ケイシー・マイズ(タイガース)
フォレスト・ウィットリー(アストロズ)
ホーマー・ベイリー(ロイヤルズ)
ダニー・ファーカー(ヤンキース)
イチロー(マリナーズ)
ハンター・ペンス(レンジャーズ)
ボー・ビシェット(ブルージェイズ)
メジャーで18シーズン、これまでマイナーの試合の出場経験がないイチロー。多くの“試練”が待ち受けているであろう今シーズンだが、それらを乗り越えて、再び輝く姿に期待したい。
(Full-Count編集部)