菊池雄星、2度目のライブBPへ“お任せ調整”「投げたいように投げていいと」
ブルペンで投球練習試みるも雨「グチョグチョ過ぎて…」
マリナーズの菊池雄星投手は21日(日本時間22日)、米アリゾナ州ピオリアの球団施設で軽めの調整を行った。この日は朝からあいにくの雨模様。ブルペンで投球練習を行おうとしたが「ちょっとグチョグチョ過ぎてやめました」と苦笑いだった。
屋根がついた屋外で他の投手らとウォーミングアップした菊池はブルペンに移動。雨を避けるために、屋根が設置されている捕手が座るエリアを利用してキャッチボールを行った。座らせた通訳相手に変化球を交えて57球を軽めに投げた。その後、ブルペンのマウンドに上がって2球ほど投げたが、吹き込んだ雨の影響で足場が悪く、断念した。
デービス投手コーチから「余分に投げたい時はブルペンで傾斜を確認した方が平地で投げるよりもいいから、全然遠慮せずに投げて」と声を掛けられたという左腕は、さらに、球数等も「投げたいように投げていいという話をされました」と“お任せ調整”となったことを明かした。メジャー球への適応も含め「自分で考えて、これからもやっていこうと思います」と、引き続き最適な方法を模索していく。
22日(同23日)には2度目のライブBPで登板予定。実戦形式の投球練習では、前回に続き25~30球を投げる見込みとなっている。19日(同20日)に行った1度目のライブBPでは「いい感じで最後5、6球投げられた」と言い、その感覚はこの日まで継続できている。「それがしっかり出せるように。前回は軌道がしっかりまだ出ていなかったんで、そこを一番確認したいですね」と徐々に理想に近い投球に近づけていくつもりだ。
焦らず確実に、メジャー流に適応していく。
(木崎英夫 / Hideo Kizaki)