岩瀬は1000登板、現役唯一10傑入りは…今季達成が予想される記録【登板数編】

鷹サファテは助っ人2人目の500登板なるか

◯700登板(過去16人)
宮西尚生(日) 629登板(2008-2018)あと71登板

 日本ハムの宮西は2008年のデビュー以来11年連続で50試合以上登板、昨年は通算ホールド数で史上1位となった(シーズン終了時点で294ホールド)。ただ、キャリアハイは2012年の66登板であり、今季中の700登板はやや厳しそうだ。故障がなければ来年早々にクリアするだろう。

◯600登板(過去40人)
青山浩二(楽) 552登板(2006-2018)あと48登板
高橋聡文(神) 531登板(2004-2018)あと69登板
永川勝浩(広) 526登板(2003-2018)あと74登板

 ベテランの救援投手が並んでいる。楽天の青山は昨年、2年ぶりに50登板。このペースであれば今季中の達成は可能か。阪神の高橋は故障もあって昨年は15登板。厳しいところだ。広島の永川も藤川同様、松坂世代。昨年は2年ぶりに1軍で投げたが、彼もこの数字は厳しそうだ。

◯500登板(過去99人)
久保裕也(楽) 479登板(2003-2018)あと21登板
増井浩俊(オ) 465登板(2010-2018)あと35登板
石川雅規(ヤ) 449登板(2002-2018)あと51登板
岸田護(オ) 432登板(2006-2018)あと68登板
サファテ(ソ) 427登板(2011-2018)あと73登板

 楽天の久保も松坂世代。昨年は負傷もあって、育成枠で開幕を迎えたが、5月に支配下枠に復帰。25登板だったが、防御率1.71という好成績を残した。普通の状態ならばクリアできる数字ではある。

 オリックスのクローザー増井にとっては500登板は通過点だ。この数字をシーズン中盤にはクリアしたいところ。ヤクルトの石川は先発投手であり、今季中の500登板は難しい。オリックスの岸田はクローザー、セットアッパーとして活躍したが、2016年以降で計37登板。完全復活できれば、達成可能な数字だが……。

 2017年にパ・リーグのMVPに輝いたソフトバンクのサファテは、昨年序盤に戦線離脱。今年の春季キャンプに復帰した。外国人投手の500登板は、スタルヒン(586登板)以来2人目となるが、達成できるか。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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