マリナーズ指揮官から菊池雄星に送られたアドバイス「目指すは10月なんだ」
「今日は2月13日だ。私たちが目指すのは10月なんだよ」
新天地にやってきて、気負いすぎている部分があるのかもしれない。初ブルペンを終えた日、スコット・サービス監督は27歳左腕を監督室に招き、「今日は2月13日だ。私たちが目指すのは10月なんだよ」とカレンダーを指差しながら説明。キャンプ序盤で飛ばしすぎずに、本当の戦い=10月のプレーオフこそ本領発揮の場であることを伝えたという。
菊池が「日本では投げたい時に投げたい分だけ投げていた」と話したことに触れながら、記事では「メジャーでは質が量に勝る」と指摘。日本人左腕が直面する最大のアジャストは、これまで量を重視していた練習を、うまく休みを挟みながら質で置き換えることだと提言している。
これまで海を渡った日本人投手たちは、試行錯誤を繰り返しながらメジャー流に近い練習方法を自分なりに見つけてきた。菊池もまた、様々な方法を模索しながら、メジャー投手としての調整法を見出していく。
(Full-Count編集部)