イチローは「生きる伝説」ー復帰即結果の45歳が日本球界へ与えた影響とは
イチローのメジャー移籍後に松井秀、松坂、大谷らが挑戦「40人以上にメジャーへの道を作った」
周囲から懐疑的な視線を向ける中、イチローはメジャー1年目の01年に新人最多となるシーズン242安打を放ち、新人王、MVP、首位打者、盗塁王、ゴールドグラブ賞など数多くのタイトルを獲得。その後も圧倒的なプレーで全米を熱狂させ続けた。イチローが築き上げた数々の栄光。その影響力の大きさを記事ではこう称賛している。
「イチローはすぐに批判する人たちを黙らせ、太平洋の反対側の選手たちにメジャーへの道を開いた。伝説的な多くのプレーについては言うまでもない」
「ジャッキー・ロビンソンが人種差別を撤廃したように、イチローは日本人とアジア人選手に対するMLBの見方を根本的に変えた。イチローの素晴らしいパフォーマンスは、それ以降の40人以上の選手たちのメジャーへの道を作った。そうした偉業を達成できる人はとても少ない」
17年オフは大谷翔平投手、昨オフには菊池雄星投手の争奪戦が繰り広げられた。これらも記事ではイチローの成功によるものとされ、「球団が日本人選手たち、彼らの米野球に適応する能力を信頼している証」と言及している。
昨年5月に会長付特別補佐に就任したが、その後も現役選手に交じって練習を続行。3月の日本開幕戦に臨む。「その試合の結果やイチローのパフォーマンスがどうであれ、このパワフルなメッセージは否定できないし、消すことはできない。イチローは球界を変えた人物として母国に戻る」と記事は締めくくられている。米メディアからも高い評価を受けるレジェンド・イチローが東京でどんなプレーを見せるのか。その時まで、もう1か月を切っている。
(Full-Count編集部)