MLBで二刀流が本格的に流行へ 昨季4発のレッズ右腕がキャンプで投打の練習
昨年投手として45試合に登板、打っては4本塁打をマークしたマイケル・ローレンゼン
エンゼルスの大谷翔平投手は今シーズン打者一本に専念するが、投打の二刀流はメジャーで続々と増えている。レッズのマイケル・ローレンゼン投手はスプリングトレーニングで外野手と共に打撃練習に参加し、シーズンに向け二刀流の準備を整えているようだ。
米メディア「NBCスポーツ」は「レッズはマイケル・ローレンゼンを二刀流選手として準備している」と見出しを付け、キャンプでの調整法を伝えている。
ローレンゼンは昨季、投手として45試合に登板し4勝2敗、防御率3.11とリリーフ陣の一角を担った。そして打者としても打率.290、4本塁打、10打点、OPS(出塁率+長打率)1.043をマーク。1週間で3本塁打を放つなど“二刀流”として注目を集めていた。
ベーブ・ルーズ以来、メジャーではここ100年で二刀流は空想上の話に過ぎなかったが、記事では「ショウヘイ・オオタニはその幻想を打ち砕いた」と、大谷の活躍に言及。不可能を可能にした“先駆者”に続く存在としてローレンゼンを紹介している。
スプリングトレーニングでは外野手と一緒に打撃練習も行っており、今季は先発、リリーフ、そして外野手としてプレーする可能性があるともレポート。デビッド・ベル新監督は「このスプリング・トレーニングの期間中の計画をみんなで立てた。どんな時も対応することができるように。彼が(キャンプの練習で)どう時間を過ごしていくか理解しないまま一日一日を迎えたくなかった」と、打者としても期待を込めているという。他球団でも二刀流に挑戦する選手が出てきており、大谷の昨季の活躍がメジャーを変えつつある。
(Full-Count編集部)