楽天、本拠地「完全キャッシュレス化」のワケ 昨年は「約7割が現金決済」も…

「野球、スタジアムを楽しむ時間を増やす」

――昨シーズン時点でのキャッシュレス決済の比率はどれくらいですか?

「金額ベースで約70%が現金、約20%が楽天Edy、5%前後がクレジットカード。残り5%は楽天ペイや楽天スーパーポイント、商品券等となります」

――約7割の現金決済をキャッシュレスに移行させるんですね。

「はい。ただ楽天Edyが約20%を占めているというのは仙台駅にあるグッズショップと比較しても、高い比率です。2006シーズンからスタジアムに楽天Edyを導入しており、いろいろな施策を打ってきたので、昔からなじみのあるファンの方には『お得だよ』『便利だよ』というのは徐々に広まっていたのだと思います。ただ、7割の現金決済を一気に変える話なので、繰り返しにはなりますが、シーズンが開幕すると我々が想定している以上のことが起きると認識しており、お客様の声をしっかりと受け止めて対応していきたいです」

――サポート体制はどうされますか?

「中学生以下でチケットをお持ちのお子様にはイーグルスキッズEdyカードをシーズン通じて無料でプレゼントする予定の他、キャッシュレス決済でのお買い物の仕方などをレクチャーする冊子の配布なども検討をしています。修学旅行のお子様、学校の授業の一環でいらっしゃっていただくお子様には、少額ではあるもののチャージがすでにされたEdyカードをプレゼントさせていただくことで、ジェット風船やドリンクなどのお買い物体験をしていただくような企画も予定しています。

 その他、楽天Edyのチャージ機を開幕時点で100台規模でスタジアムに設置したり、Edyカードのレンタルサービスを実施したりといった、現金をお持ちのお客様にご不便をなるべくおかけしないような対応や、1万円以下のクレジットカード決済はサインレスに、といったよりキャッシュレスが便利に感じていただけるような対応などを様々考えています。また、楽天キャッシュレスデスクというサポートデスクも5か所設置し、お困りごとを解決するお手伝いをできるようにします」

――そういったことを通じて実行する「キャッシュレス化」。そのメリットはどういったものですか?

「現金のやり取りをなくすことで、会計時間が短くなる、お釣りの数え間違いがなくなるといったことはあると思います。また、イニング間にお買い物に行く際に小銭を持ち歩く必要がなくなり身軽にお買い物にいける、といったこともあると思います。会計の待ち時間が徐々に改善される中で、野球そのもの、スタジアムそのものをもっと楽しめる時間が増えるといいなとも思っています」

30人体制でヴィッセル神戸の3・2開幕戦を視察へ

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