トラウトは705億円に値する!? 米メディア算出「ハーパー+マチャド」の価値

エンゼルスのマイク・トラウト【写真:Getty Images】
エンゼルスのマイク・トラウト【写真:Getty Images】

ハーパーとマチャドが記録的な契約も…「トラウトは2人分のキャリアに匹敵する程の価値」

 オフのFA市場で大きな注目を浴びていた2選手の去就がついに決着した。ドジャースからFAとなっていたマニー・マチャド内野手はパドレスと10年総額3億ドル(約335億3400万円)で契約。そして、ブライス・ハーパー外野手はフィリーズと13年総額3億3000万ドル(約368億7750万円)で契約合意に達した。どちらも記録的な大型契約となったが、米メディアはメジャーNO1プレーヤーのマイク・トラウト外野手(エンゼルス)には、2人を足した6億3000万ドル(約704億8000万円)の価値があると“算出”している。

 米メディア「ザ・リンガー」は「ブライス・ハーパーがフィリーズと結んだ記録的契約の波及効果」とのタイトルでレポート。ハーパー争奪戦で敗れたジャイアンツが今季は厳しい戦いが予想されること、2年後にFAとなる昨季のア・リーグMVP、ムーキー・ベッツ外野手(レッドソックス)がハーパーを超える大型契約を手にする可能性が高いことなどを伝えている。

 ベッツについては「ハーパーよりも低額の契約を結ぶのは想像し難い」と分析。レッドソックスが契約延長をするにしても、ベッツがFAになるにしても、「いずれにしろベッツは大金を手にする」と予想している。

 そして、トラウトについても予想。現在27歳のトラウトがFAになるのも同じ2020年オフだが、現在26歳のハーパー、マチャド、ベッツに比べて年齢が高いことから「衰えを見せる選手の獲得に懸念を示す球団は(トラウト獲得を)敬遠する可能性がある」という。ただ、メジャーNO1プレーヤーは衰えを見せる気配はなく、むしろ年々“伸びしろ”を見せているだけに、その価値は計り知れない。

「しかしながら、トラウトはこれまでのところ球界史上最高の選手であり、毎年有意義な形で成長を続けていく。今年の冬、ハーパーとマチャドが2人合わせて6億3000万ドルの契約を結んだ。そして、トラウトはこのスター2人分のキャリアに匹敵する程の価値を持った選手である」

 特集ではこのように言及。マチャドは、2007年オフにアレックス・ロドリゲスがヤンキースと結んだ10年総額2億7500万ドル(約307億3000万円)を上回り、米国スポーツのFA契約では史上最高額を更新。そして、ハーパーはこれをさらに更新し、2014年オフにジャンカルロ・スタントン外野手が当時所属していたマーリンズと結んだ13年3億2500万ドル(約362億円)を塗り替えて米スポーツ史上最高総額の契約となった。トラウトには、この2人を足すほどの価値があるというのだ。

 2年後、トラウトがどんな契約を手にするのか。早くも関心が高まっている。

(Full-Count編集部)

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