初球ストライク率70%…元Gマイコラスが誇る驚異の数字「彼以上の投手いない」
マイコラスは「球界最高の制球力を誇る投手」
特集では、昨季のマイコラスの初球ストライクがメジャー1位の70%以上だったというデータを紹介。メジャーの打者は昨季、初球の成績が打率.340、出塁率.350、長打率.577だったのに対して、0ボール1ストライクでは打率.218、出塁率.264、長打率.350と大きく数字が下がったという。ピッチャーが初球にストライクを奪えば、優位に立てることは明らかだ。
フラハーティはマイコラスの投球について「彼がどれほどよくゾーンに投げるか見ていたよ。僕が成功していた時、同じようなことをしていた。メジャー最高レベルの投手たちの多くは、ストライクを投げるのもトップレベルなんだ」と証言。自身も「初球ストライク」を実践できれば、好投できるという手応えがあるようだ。
一方で、2年目を迎えるマイコラスが研究されることは避けられない。初球を積極的に狙ってくる打者は確実に増えるはずだ。その時にも同じことを続けられるのか……。今季の大きな課題となるはずだが、本人は全く不安を持っていないようだ。記事では「マイコラスが語ったところによると、鍵は彼が直球以外の4球種でストライクを投げられることである。それは極めて珍しい」とした上で、本人の「僕がストライクばかりを投げるとしたら、打者はどんな状況でも1球も見逃せない。それが狙いだよ」というコメントを紹介している。なお、マイコラスは昨季、スライダーで50%の確率でストライクを投げており、これは「変化球では極めて高い数字」だという。
特集では最後に「カージナルスの投手陣は、マイコラスという球界最高の制球力を誇る投手を擁していながら、昨季与四球が多かった。マイコラスの与四球率は3.6%であり、メジャー1位だった」と指摘。そして、モゼリアック編成本部長の「昨季のマイルズの投球により、彼は我々のローテーションの支柱になった」という称賛のコメントを紹介した。日本で飛躍へのきっかけを掴んだ右腕は今季、カージナルスのローテーションを牽引するだけでなく、若手投手へのお手本としても大きな役割を果たすことになる。
(Full-Count編集部)