日ハム宮西が未知の領域300H目指す 今季達成が予想される記録【ホールド編】
通算、現役でも日本ハムの宮西がトップに躍り出る
〇NPBの通算ホールド数10傑()は実働期間 所属があるのは現役
1 宮西尚生(日) 294ホールド(2008-2018)
2 山口鉄也 273ホールド(2007-2017)
3 浅尾拓也 200ホールド(2007-2018)
4 マシソン(巨) 166ホールド(2012-2018)
5 五十嵐亮太(ヤ) 159ホールド(1999-2018)
6 青山浩二(楽) 143ホールド(2006-2018)
7 ウィリアムス 141ホールド(2005-2009)
7 高橋聡文(神) 141ホールド(2005-2018)
9 藤川球児(神) 139ホールド(2005-2018)
9 平野佳寿 139ホールド(2006-2017)
昨年はホールドの歴史を語る上では重要な年となった。日本ハムの宮西尚生が、山口鉄也を抜いてホールド数1位になった。さらにその山口鉄也と、シーズン47ホールドのNPB記録の持ち主で、中継ぎ投手として初めてMVPになった浅尾拓也が引退したのだ。
10傑の中には6人の現役投手がいる。
〇現役投手通算ホールド数10傑
1 宮西尚生(日) 294ホールド(2008-2018)
2 マシソン(巨) 166ホールド(2012-2018)
3 五十嵐亮太(ヤ) 159ホールド(1999-2018)
4 青山浩二(楽) 143ホールド(2006-2018)
5 高橋聡文(神) 141ホールド(2004-2018)
6 藤川球児(神) 139ホールド(2000-2018)
7 増井浩俊(オ) 138ホールド(2010-2018)
8 森福允彦(巨) 131ホールド(2007-2018)
9 益田直也(ロ) 128ホールド(2012-2018)
10 大谷智久(ロ) 120ホールド(2010-2018)
ホールドは日本ハムの宮西のように、セットアッパー専業で数字を残す場合もあるが、阪神の藤川やオリックスの増井のように、クローザーだった時期をはさんで記録する投手もいる。
NPBでは、200ホールドから50刻みで表彰しているが、今季は、日本ハムの宮西がNPB史上初の300ホールドに挑戦する。万全の体調なら4月中にも達成可能だ。また巨人のマシソンと今季からヤクルトの五十嵐は、過去3人が記録している200ホールドに挑むが、昨年のマシソンは14ホールド、五十嵐は2ホールドと厳しい数字だ。
中継ぎ投手の数は増えている。今後もホールドを記録する投手は増えるだろうが、セットアッパーは過酷なポジションだ。宮西のように故障せず、長年ホールドを量産する投手は今後も一握りだろう。
(広尾晃 / Koh Hiroo)