菊池雄星、OP戦3度目登板は4回2失点 打球直撃も続投「粘り強く投げられた」
イチローが左翼への大飛球をキャッチ、ベンチ前で待ち構えてハイタッチも
マリナーズの菊池雄星投手は7日(日本時間8日)、敵地レッズ戦でオープン戦3度目の先発。初回に打球が左足に当たるアクシデントがあったもの続投し、4回5安打2失点で降板した。
菊池は初回、先頭カサリに右前打を浴び、好打者ボットは四球。ケンプはスライダーで空振り三振に仕留めたものの、プイグのピッチャー返しがワンバウンドで左太ももに直撃。内野安打となった。
サービス監督やトレーナーが状態を確認し、菊池は続投。ジェネットには左翼イチローへの犠飛を許し、さらに暴投で2死二、三塁とピンチを広げたものの、センゼルは二飛に仕留めた。
2回もマウンドに上がった菊池は、先頭のディートリックに直球を完璧に捉えられる。右中間へのソロホームランとされ2失点目。だが、後続はすべてゴロアウトに仕留めた。3回はボットを遊ゴロ。その後、マウンド上でサインの確認に時間がかかる場面があったものの、ケンプは一飛に仕留めた。続くプイグには左翼線への二塁打を許したものの、ジェネットは左飛。左翼フェンス際への大飛球をイチローがキャッチした。菊池はダグアウト前でイチローを迎え、ハイタッチを交わした。
菊池は4回も先頭打者を三振に仕留めると、ホームランを打たれていたディートリックには左前打を許す。しかし、イグレシアスは遊ゴロ併殺打。2イニング連続の無失点に抑え、60球で降板した。オープン戦3度目の登板は4回5安打2失点2奪三振1四球という結果だった。
降板直後、テレビのインタビューに応じた菊池は「調子がそこまでいいとは思わなったので、粘り強く投げられたと思います」と話し、「結果が求められている立場ですので、とにかく最小失点で、シーズン中と同じように投げようと思ってました」と振り返った。さらに、チェンジアップにも手応えを示し、「当然、100点満点で行きたいところですけど、課題が見つかりましたので、それを次に生かしていきたいです」と次を見据えた。
(Full-Count編集部)