田中将大、着実に前進 2年ぶり4度目の開幕投手へ「もしそうなれば…」

ヤンキース・田中将大【写真:田口有史】
ヤンキース・田中将大【写真:田口有史】

OP戦登板後に地元テレビのインタビューに登場「そういう心づもりで」

 ヤンキースの田中将大投手は8日(日本時間9日)、本拠地タイガース戦で3回1/3を投げて、1被弾を含む4安打2失点5奪三振1四球。オープン戦2度目の登板後、地元メディアから開幕投手を務める可能性についても聞かれ、指名されたら心の準備をしていくことを明かした。

 初回から2回先頭打者まで4者連続三振と好スタートを切った田中。その後、2回にベッカムの適時二塁打、3回にキャメロンのソロ本塁打で失点したものの、それぞれ最少失点で切り抜けた。4回に先頭打者を三ゴロに仕留めたところで降板。この日は53球を投げてストライクは34球だった。

 田中は降板後、試合を中継していた「YESネットワーク」のインタビューに応じた。アーロン・ブーン監督や地元メディアはこの日のスライダーを高く評価したが、「ちょっと抜けてしまうようなスライダーが今日は多かったですね」と本人は納得していない様子。一方で「今日はボールのコントロールができてなかった部分が多々あったんですけど、打たれたりしながらゲームの中でのメンタルの保ち方やコントロールの仕方を色々と思い出せた登板ではあったので、そこが良かったと思います」と手応えを示した。

 ヤンキースでは開幕投手に内定していたセベリーノが右肩の炎症で離脱し、田中は有力候補に再浮上している。インタビューで、監督にボールを託されたら心構えはできるかと聞かれた田中は「そうですね。もしそうなれば、もちろんそういう心づもりではいきたいと思います」と力強く言い切った。2年ぶりの大役へ、準備は着々と進んでいる。

(Full-Count編集部)

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