阪神西が移籍後初の甲子園登板で3回1安打無失点 宿敵巨人の前で存在感
2回はわずか8球で中軸斬り、テンポ、制球良く安定したピッチング
■阪神 – 巨人(オープン戦・10日・甲子園)
オリックスからFA移籍した阪神の西勇輝投手が10日、巨人とのオープン戦(甲子園)に先発。移籍後初の甲子園登板で3回1安打無失点投球を披露し、順調な調整ぶりをうかがわせた。
前回登板だった3日のソフトバンク戦では1回3失点と精彩を欠いたが、この日は四隅のコントロールは抜群。先頭の巨人・田中俊を見逃し三振、2番・坂本を空振り三振と連続三振でスタート。3番丸も中飛に抑えた。
2回以降もテンポの良い投球は続いた。ビヤヌエバ、亀井、中島をわずか8球で料理し、3者凡退。3回は先頭の陽岱鋼にヒットを浴びたが、石川を空振り三振、炭谷を遊ゴロの併殺に仕留めた。1週間の調整でしっかりと修正した。
試合前は雨で開催が心配されたが、新たな縦じまのユニホーム、背番号16の姿を待っていたファンを喜ばせる快投だった。伝統の一戦、阪神ー巨人戦の前哨戦で西が宿敵の前で大きな存在感を示した。
(Full-Count編集部)