メキシコ代表から見た侍Jと日本の野球ファン「愛がある」「感銘与えてくれた」

2戦目で2安打を放ったフアレス「私たち野球選手全員に対して暖かい声援を送ってくれる」

 第2戦で2安打を放ったルイス・フアレス内野手は日本の投手陣について「日本の投手は投げ方が複雑だと思っていた。直球も素晴らしいし、変化球もたくさんの種類を投げる」とコメント。さらには、日本の野球ファンに対しての好意的なイメージを語った。

「日本の野球ファンは、情熱あるし野球愛があるなと思いました。本当に素敵なことだと思う。僕は3年間くらい怪我でまともにプレーできなかったんだけど、私たち野球人というのは朝ご飯を食べても野球、昼ご飯を食べても野球、夜ご飯を食べても野球と、野球野球の毎日なんだ。そういう野球人にとってこんな素晴らしいファンを目にすることは素晴らしいことだと思う」

「自分の応援しているチームだけじゃなく、私たち野球選手全員に対して暖かい声援を送ってくれるのは素晴らしい。わざわざチケットを買って、この試合を見にきてくれている。野球に対する愛、野球が根付いている文化に、私に感銘を与えてくれた。日本でプレーできて嬉しかった。日本のファンは歌を歌う。私たちには歌ってくれないけど、その素晴らしい応援は忘れられない体験になったよ」

 侍ジャパンの中核を担うべきメンバーは招集を見送られ、若手中心のメンバーとなった侍ジャパン。京セラドームに集まった観衆は第1戦が2万8933人、第2戦は2万8622人とともに3万人に満たなかった。それでも、侍ジャパンの野球と、日本の野球ファンは、メキシコ代表チームの面々にポジティブなイメージを与えたようだ。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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