3冠王カブレラが“新技”習得? 鮮やかな隠し球が話題「一塁コーチを解雇だな」
投手に投げ返すふりをしてもう1度タッチ、騙された走者は茫然
タイガースは11日(日本時間12日)、オープン戦でツインズと対戦。2012年の三冠王ミゲル・カブレラ内野手が隠し玉で走者をアウトにした。MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」は「ミゲル・カブレラがスプリングトレーニングで隠し球成功!」とのタイトルで特集を掲載している。
タイソン・ロス投手からの牽制に素早く反応し、頭から一塁に戻った走者エイーレ・アドリアンザ。タイミングは悠々セーフだった。そして、投手にボールを返すふりをしたカブレラに油断したのか、アドリアンザはベースから手を離した。元三冠王はそれを見逃さず、隠し持っていたボールでタッチ。アドリアンザはアウトになり、驚きを隠せない様子だった。
記事では「17年目を迎えても、新しい技の習得に手遅れなんてあり得ないと言うことを、ミゲル・カブレラが教えてくれた」「ベテランを決して軽視することはできないということを、カブレラは月曜日に教えてくれた」と、この見事な隠し玉を手放しでほめたたえている。常に新しいことに挑戦する元三冠王を称賛している様子だ。
また、MLB公式ツイッターは「隠し球」とのタイトルで動画を投稿。
「ミギーのことを愛さずにはいられない」
「カムバック賞」
「一塁コーチにも半分責任がある」
「一塁コーチを解雇だな」
カブレラの見事な隠し球を称える一方、目の前で見ていながら気づかなかった一塁コーチの責任だとの声も挙がっている。奇しくも一塁コーチをしていたのは対戦相手タイガースのロン・ガーデンハイアー監督の息子であるトビー・ガーデンハイアー氏(ツインズ傘下マイナー監督)であった。