大谷翔平、今季契約は1168万円増 地元紙「トラウトの時よりもスムーズ」
トラウトは新人王翌年にわずか約194万円増で契約し「代理人が声明」
昨季ア・リーグ新人王に輝いたエンゼルスの大谷翔平投手が、年俸65万ドル(約7232万円)で今季の契約に合意した。メジャーの最低保証年俸である54万5000ドル(約6060万円)でプレーした昨季から10万5000ドル(約1168万円)のアップとなる。
メジャーでは通常、年俸調停の資格を得る3年目のオフまで大幅な年俸増はない。エンゼルスの主砲であるマイク・トラウト外野手も年俸49万2500ドル(約5467万円)だった2012年に新人王に輝いたが、翌2013年の契約は1万7500ドル(約194万円)増の51万ドル(約5661万円)だった。
ロサンゼルスの地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」は、当時のトラウトの契約と、今回の大谷の契約にスポットを当て「ショウヘイ・オオタニのエンゼルスとの2年目の契約合意までの流れは、トラウトの時よりもスムーズに進んだ」と題した記事を掲載した。
記事では「前回、球団からア・リーグ新人王が誕生した際に直面した論争を、エンゼルスは回避した」と指摘。2013年にトラウトと契約を更新した際は、リーグ最低保証年俸(当時は49万ドル)を、わずか2万ドル上回っただけ。記事では「それがきっかけで、トラウトの代理人が声明を出す事態となった。球団はトラウトを公平に扱っていないというのが、彼(代理人)の言い分だった」としている。
ファンからは「格安」「破綻した制度」などの異論も噴出しているものの、あくまでも制度に則ってのこと。今回の大谷はリーグ最低保証年俸を10万5000ドル上回っており、大きな問題もなく契約に合意したようだ。
(Full-Count編集部)