始球式の桑田真澄氏がイチローにエール 「楽しんで、最後まで頑張って」
パイレーツのユニ姿で始球式「やっぱりメジャーのボールは滑るね」
巨人やMLBパイレーツでプレーした桑田真澄氏が17日、「2019 MGM MLB 開幕戦 プレシーズンゲーム」のマリナーズ-巨人戦で始球式に登場した。
背番号18がついたパイレーツのユニホームで登場した桑田氏は、現役時代を彷彿とさせる速球を披露。やや高めに抜ける投球となったが、かつて巨人時代に数々の勇姿を披露した東京ドームのファンから大きな拍手が沸き上がった。
パイレーツのユニホームは、現役時代に実際着用したもので、自宅から持参したという。当時より6キロほど体重が減ったといい、「サイズが少し大きかったね」と振り返った。「やっぱりメジャーのボールは滑るね。真ん中高めを狙ったけど、それより高くいっちゃった」と苦笑いだったが、大歓声に「マウンドで投げさせてもらう喜びがありました。東京ドームのマウンドにパイレーツのユニホームで上がるのは、何となく不思議な感じがしましたね」と、しみじみと話した。
試合前にはマリナーズのイチロー外野手と談笑する場面もあった。パイレーツ時代の2007年にシアトルで対戦し、この時は空振り三振に仕留めている。イチローには「楽しんで、最後まで頑張って」と声を掛けたという。「僕は引退してから11年ですが、彼はまだプレーをしているわけだから、本当に素晴らしいと思います。僕も悔いなく現役を辞めたので、彼にも悔いなくやってほしいですね」と言葉を贈った。
(Full-Count編集部)