イチロー“凱旋試合” 東京Dのファンの空気に米記者感銘「実に素晴らしい」
MLB公式サイトのジョンズ記者がレポート「これはエキシビジョンゲームなのに」
マリナーズのイチロー外野手は17日、東京ドームで行われた「2019 MGM MLB日本開幕戦 プレシーズンゲーム」の巨人戦に「9番・右翼」でスタメン出場した。2回の第1打席で中飛に倒れるなど3打数無安打に終わり、6回の守備で交代。オープン戦から続く連続無安打は21打席まで伸びた。
初回に坂本の右翼フェンス際への大飛球を好捕し、早速の見せ場を作ったイチロー。2回の第1打席は中飛に終わると、4回1死一塁の第2打席は二ゴロ、6回2死一塁で迎えた第3打席も、鋭いファールがあったものの、結果は遊ゴロに終わった。
3打席無安打と快音は響かなかったイチローだが、その一挙手一投足にスタンドを埋め尽くしたファンは注目。イチローが打席に立つたびに、大きな歓声が上がり、ファンの多くがカメラやスマートフォンを構える光景が東京ドームには広がった。
イチローの“凱旋試合”の様子に、米メディアのマリナーズ担当記者たちも注目。MLB公式サイトのグレッグ・ジョンズ記者は自身のツイッターで「東京ドームの観客による、ホームチームの選手が打席に立つ際の歌の応援は、実に素晴らしい。球場内は熱気で包まれる。そして、これは(単なる)エキシビションゲームだ」とレポート。
地元紙「シアトル・タイムズ」のライアン・ディビッシュ記者も「(第1打席目の)イチローはセンターフライ。彼に対する投球の直前の、球場内の静まり具合は素晴らしい」と、ファンも固唾を飲んでイチローの打席を見つめていた様子を伝えていた。
(Full-Count編集部)