イチロー、無安打で21打数連続無安打 米メディア「苦戦は日本に来ても続いた」
東京ドームを埋めた大観衆に驚き「イチローはファンをゾクゾクさせた」
マリナーズのイチロー外野手は17日、東京ドームでの「2019 MGM MLB日本開幕戦プレシーズンゲーム」巨人戦に「9番・右翼」で先発出場したが、3打数無安打に終わり快音を響かせることはできなかった。2回の第1打席で中飛に倒れると、4回の第2打席は二ゴロ、6回の第3打席は遊ゴロに終わり、6回の守備からベンチに退いた。
スプリングトレーニング中のオープン戦から打撃不振に陥っているイチロー。オープン戦打率.080で来日し、この日も3打数無安打、これで21打数連続無安打となった。米メディアもイチローの“凱旋試合”に大きな注目を寄せており、試合終了後に試合の結果を速報した。
AP通信は「エキシビションゲームでマリナーズがヨミウリを6-4で下すも、イチローは無安打」と速報。3打数無安打に終わったイチローについて「イチロー・スズキの打撃の苦戦は日本に来ても続いた。東京ドームの大観衆の前で、安打を放って(その状態を)抜け出すことができなかった」と伝えている。
この日の東京ドームは立ち見席まで完売となり、超満員となった。10時の開場とともに、多くのファンが来場し、イチローも「びっくりしました」と驚くほど。この盛況ぶりをAP通信は「試合開始前でさえ、イチローはファンをゾクゾクさせた。日本でのプレーは2012年以来となるこのスター選手を一目みようと集まる大観衆の前で、彼はサインをしてあげた。彼は初回に右翼フェンス際で洗練されたランニングキャッチを見せた」と伝えていた。
(Full-Count編集部=AP)