イチロー、巨人2連戦はノーヒット 「1本打ちたかったけどそれは残念」
原監督も拍手を送ったレーザービームに「それは嬉しいね」
マリナーズのイチロー外野手は18日、「2019 MGM MLB 開幕戦 プレシーズンゲーム」(東京ドーム)巨人戦に「9番・右翼」で先発出場。3打数無安打に終わり24打席連続無安打となった。
東京ドームに集まったファンに“凱旋安打”をプレゼントすることはできなかったが代名詞の「レーザービーム」を披露しスタンドを沸かせた。
3回の守備。無死二塁の場面で田中俊の右飛をグラブに収めると、三塁へノーバントのストライク送球。45歳とは思えない精度抜群の返球に球場は大歓声に包まれた。
敵将の原監督も手を叩き喜んだことを伝え聞くと「あーそうですか、ゲレーロは見えたけど原さんは全然分からなかった。それは嬉しいね」と語った。観客を沸かせたレーザーに「フォーシームで握れてない。そりゃもう運だから。でも、もうあんなチャンス、それはね。この2日間であるかどうかわからないから。(打球が)来てくれたので当然ね」と口にした。
打席では第1打席で一ゴロ、第2打席は見逃し三振、最終打席となった7回の第3打席は中飛に倒れた。プレシーズンゲーム2試合ではヒットを打つことができず「凄い空気がよくて、ヒット1本打ちたかったけどそれは残念でしたね。(集まったファンの雰囲気は)凄いよかったです」と振り返っていた。
開幕戦に向け気持ちを問われると「それは勝手に高まるから」と、これまでと同様に平常心で2019年シーズンに挑んでいく。
(木崎英夫 / Hideo Kizaki)