なぜ中日松坂を伊右衛門CMに起用? 担当者の思い「平成の怪物で終わるな」
CM担当者「5月で平成が終わるという節目のタイミング。『平成で終わるな』という意もこめて」
「『春』と重なった事もあり、満開の桜の中で『咲けよ』、絶対に返り咲けよという言葉が相応しいと考え、村田コーチにお願いしました。5月で平成が終わるという節目のタイミング。『平成で終わるな』という意もこめて『怪物』というワードを登場させています」
このCM担当者は30代。松坂が横浜高で甲子園を春夏連覇した1998年は中学野球部に所属。松坂の活躍はもちろん、東福岡のエースだった村田コーチら”松坂世代”の躍動を「羨望のまなざしで見つめていた」という。
「高校時代からの付き合いということもあり、現場はとにかく自然体でリラックスしたお二人の姿が印象的でした。数々の修羅場を一緒にくぐった戦友ならではの、阿吽の呼吸のようなものを強く感じました。仲睦まじく、というシーンはCM内にはありませんが、2人の絆の強さが感じられるような仕上がりになったと思っております。お二人とも、球界の先頭に立ってご活躍をされている野球人らしい、人格者という印象を受けました」
松坂はキャンプ序盤にファンとの接触により右肩を負傷。2月中旬にキャンプを離脱したが、3月に入って投球を再開している。開幕は厳しい状況となっているが、早期のマウンド復帰が期待される。
「伊右衛門のCMに松坂投手、村田コーチと野球にまつわる方々が出演しているということに反響をいただいてます。松坂投手にはプレーする姿で、野球ファンのみならず、日本中に元気と勇気を与えていただけることを期待し、応援しております」
平成の怪物として長く球界を引っ張った右腕の躍動は日本中にパワーを与える。松坂が出演するCMは3月いっぱいは全国でオンエアされる予定だ。