日ハム吉田輝、ほろ苦公式戦デビュー 2回2安打3四球1失点に評価は「マイナスですね」
制球に苦しみ「ストレートしか投げられる球がなかった」
日本ハムのドラフト1位の吉田輝星投手が19日、ヤクルトとのイースタン本拠地開幕戦(鎌ケ谷)で、2軍戦ながら公式戦デビューを果たした。5回から2番手として救援し、2回を投げて2安打3四球1失点と苦しみ、試合後は「課題がたくさん見つかったので、焦ると良くないので1個ずつそれを潰していきたい」と表情を曇らせた。
2点リードの5回から登板。球審の厳しい判定に苦しみ、先頭の奥村にストライクが入らずに四球、中山には中前打、大村の犠打で1死二、三塁とされた。ただ、ここは藤井を144キロ直球で浅い左飛、続く三輪も144キロで遊ゴロに抑え、無失点で切り抜けた。
6回は先頭の井野、太田に2者連続四球、田代の中前打で無死満塁とされ、川端に中犠飛を許して1点を献上。これがプロ初失点を喫した。その後は奥村を空振り三振、中山を1遊ゴロに仕留めた。この日の最速は146キロだった。
制球に苦しむことになったこの日の投球に、ドラ1ルーキーは自己評価は「マイナスですね。評価は低いです」。ピンチを乗り切った5回についても「(ストレートで)押せたというよりもストレートしか投げられる球がなかった。それでバッターの打ち損じを待つ状態だった」と反省が口を突いていた。