ヤ軍名将・トーリ元監督がイチロー語る 「まだまだ健在だ」「相手にとって脅威」
元ヤ軍名将のトーリ氏がMLBチーフベースボールオフィサーとして来日
現役時代に2000安打を放ち、監督では2000勝をマークした元ヤンキースの監督ジョー・トーリ氏が20日、東京都内の日本外国特派員協会で記者会見を行った。
トーリ氏は松井秀喜氏が2002年にヤンキース入団した当時の監督を務め、2003年のヤンキース日本開幕戦でも来日している。今回はMLBチーフベースボールオフィサーを務めている。
会見は記者からの質問に応える形だった。大谷や松井氏への思いを話し、司会が次の質問に移ろうとした時だった。遮るようにトーリ氏は切り出した。
「イチローのことは無視できないね」
巨人とのオープン戦を戦ったイチローの姿に目を奪われたようで、「攻守両面において、彼はあらゆる方法で相手にとって脅威となる。先日のライトからの送球をみんな目にしたことだろう。彼(の肩)はまだまだ健在だ。打撃に関しては、平凡な当たりでもショートゴロでも、俊足で容易くヒットにしてしまう。彼との対戦で我々が守備をするときは、とても恐ろしい選手だった」と賛辞を贈った。
その他にも大谷の活躍、愛弟子でもある松井秀喜氏との思い出、球数制限の話など、会見のテーマは多岐に渡った。約1時間、トーリ氏の日本への愛情が伝わってくる会見だった。
(Full-Count編集部)