「日本はどうだい?」―イチローの粋な計らいに相手選手が感激「嬉しかった」
塁上で交わした会話「イチローがわざわざ話しかけてくれたんだ」
「誰もがイチローをリスペクトしている。ここまで長い間活躍した人はいない。所属チームは関係ない。誰もが素晴らしい野球選手をリスペクトしなければいけない。対戦相手だからって関係ないんだ。あそこまでの人の母国での開幕戦で戦えたことは自分にとっても名誉なんだ」
アスレチックスの選手の間でも溢れ出る“イチロー愛”を明かしたオルソン。こんな秘話を披露してくれた。
「塁上でも話したよ。イチローがわざわざ話しかけてくれたんだ。『日本はどうだい?』ってね。『日本を愛している』って応えたんだ。とにかく、自分としては『おめでとうございます』と伝えたかった。『この試合で対戦できたことが光栄だ』とね」
4回、四球で出塁したイチローから声をかけられた24歳のスラッガーは感激していた。
「すぐに二塁に行ってしまったのが、残念だったけれど、それでも声をかけてもらえたのは嬉しかったよ」
続くゴードンの初球犠打で二塁に快足を飛ばしたイチロー。レジェンドとの交流はあっと言う間だったが、オルソンにとっても忘れがたい思い出となった様子だ。イチロー自身も試合後に「特別な開幕ですね」と振り返った一戦。相手選手にとってもスペシャルな経験となっているようだ。
(Full-Count編集部)