イチロー、引退会見で弓子夫人と愛犬・一弓への思い明かす「感謝しかないです」
弓子夫人には「ゆっくりしてもらいたい」「一番頑張ってくれた」
マリナーズのイチロー外野手が21日、東京ドームで行われた「2019 MGM MLB日本開幕戦」第2戦の試合後に記者会見を行い、現役引退を表明した。会見では、妻の弓子さんについての質問も受け、「一番頑張ってくれたと思います」と感謝した。
会見の冒頭で「現役生活に終止符を打ち、引退することとなりました」と表明したイチロー。弓子夫人についての質問を受けると、「いやぁ、頑張ってくれましたね。一番頑張ってくれたなと思います」と話した。
本拠地でのゲームの試合前には、弓子夫人が握ったおにぎりを食べてきたということを明かしたイチロー。メジャーで3089本のヒットを放ってきたが「妻が握ってくれたおにぎりを持っていって食べるんですけど、その数が2800くらいだったんですよ。3000(個)いきたかったみたいですね。そこは3000個握らせてあげたかったなと思います」と話し、「僕は(引退後も)ゆっくりする気はないですけど、妻にはゆっくりしてもらいたいですね」と心境を明かした。
さらに、続けてイチローが自ら触れたのが、愛犬の一弓について。「今年で18歳になろうかという柴犬なんですけど、さすがにおじいちゃんになってきてフラフラなんですけど、懸命に生きてるんですよね。その姿を見ていたら、それは『オレ頑張らなきゃな』と、これはジョークとかじゃなくて本当に思いました」。愛犬の「懸命に生きる姿」に勇気づけられていたという。
「まさか最後まで一緒に僕が現役を終えるときまで一緒に過ごせるとは思っていなかったので、これは大変感慨深いですね。一弓の姿というのは。妻と一弓にはもう感謝の思いしかないですね」
自身を支えてくれた“2人”への溢れんばかりの思いを明かしていた。
(Full-Count編集部)