韓国からの“逆輸入右腕”がメジャー順応中 防御率81点からついに4点台に「前進している」

ダイヤモンドバックスのメリル・ケリー【写真:Getty Images】
ダイヤモンドバックスのメリル・ケリー【写真:Getty Images】

ケリーのOP戦防御率は81.00→22.50→7.50→5.91→4.60と着実に良化

 韓国プロ野球のSKワイバーンズからダイヤモンドバックスに加入したメリル・ケリー投手が21日(日本時間22日)、米アリゾナ州スコッツデールで行われたエンゼルスとのオープン戦に登板。5回3安打1失点と好投した。韓国から“逆輸入右腕”を複数の米メディアが絶賛している。

 地元メディア「アリゾナ・スポーツ」はケリーの投球を“力強い”と表現。打ち込まれたオープン戦開幕当初から内容が劇的に改善しており、21日(日本時間22日)を含めたここ3試合の先発登板は傑出したものとし、特にOP戦最長5イニングを投げたエンゼルス戦について、武器のカーブが素晴らしかったと評価している。

 記事ではケリーのコメントを紹介。「前進できているし、満足しているよ」と自画自賛している。悲惨な成績を残した2月下旬から3月上旬に関しては、「最初の数回の登板では緊張もかなりあったし、感情も色々だった」と開幕戦に向け順応を続けているようだ。

 米メディア「AZセントラル」は「メリル・ケリーは3試合連続で素晴らしい投球をした」と手放しで大絶賛。右腕は71球の支配的な投球をした。記事では「(最初の2度の登板のことは)乗り越えたよ」と不調を脱したことを紹介している。

 30歳となる今季のMLBデビューをうかがうケリー。3月に入ってからメキメキと調子を上げており、直近3試合では1勝2敗と負け越しながら15回1/3で防御率1.98の好投をみせている。アジア圏からの逆輸入投手として、“先輩”にあたるマイコラスに続く活躍の準備は着々と整いつつあるようだ。

(Full-Count編集部)

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