イチローは史上2人目の初年度&満票殿堂入り? 米紙アンケートで過半数の得票
走・攻・守でトップレベルの活躍、積み上げた日米通算4367安打
マリナーズのイチロー外野手が21日、東京ドームで行われたアスレチックスとの日本開幕戦後に現役引退を表明した。2001年にメジャーデビューしてから19年間、MLBの舞台で数多くのレガシーを築き上げたヒットメーカーだが、やはり注目されるのは選出されれば日本人初となる快挙の米野球殿堂入りについてだ。候補入り初年度での殿堂入りは確実との見方が強いが、果たしてどれほど票を集めることになるのか。地元紙「クリーブランド.com」が特集している。
米殿堂入りは、10年以上連続でメジャー取材をする米国野球記者協会(BBWAA)に所属する記者が投票権を持ち、全投票数の75%以上を獲得した候補者が殿堂入りを果たす。また、得票数が全投票数の5%に満たなかった候補者は翌年からリストを外れることになるが、5%以上の得票があっても候補としての資格を持つのは10年間と定められている。
通算19シーズンで3089安打(歴代22位)、509盗塁(歴代35位)、シーズン262安打(歴代1位)、10年連続で200安打を達成するなど輝かしい実績を誇るイチロー。記事でも初年度での殿堂入りへの選出は“確定的”だとしている。
となると次の関心は何%の得票で選出されるかだ。2019年に初めて初年度で満票選出されたマリアーノ・リベラに続くことができるか否かに注目が集まっている。記事では「東京で行われた最後の2試合が証明するように、ファンやメディアの中で、イチローの人気は否定しようがない。そして、彼はその栄誉を保証するだけの数字(成績)を、確実に残している」と人気、実績の両面からみて満票の可能性があるとしている。
記事では最後に「彼が満票での選出となると思いますか? それともイチローは、100%にわずかに届かない形での初年度選出となるのでしょうか?」という問いかけで締められている。実際に「初年度&満票」と「初年度」という2つの選択肢から投票できるようになっており、日本時間22日19時時点で「初年度&満票」が65.4%、「初年度」が34.6%という結果になっている。
(Full-Count編集部)