鷹・工藤監督、千賀を信頼 開幕投手へ万全「このままいってくれれば」
ドラ7奥村にも高評価「僕自身期待しています」
ソフトバンクは22日、本拠地ヤフオクドームで広島とオープン戦を戦い、0-4で敗れた。先発の千賀滉大投手は4回無失点と好投したが、2番手の笠谷俊介投手がつかまり4失点。打線はチャンスを作りながらもあと1本が出ず、オープン戦初の零封負けとなった。
工藤公康監督は4回1安打無失点だった開幕投手の千賀について「こないだ(13日)に比べれば良くなかったのかもしれませんが、四球を出しながらも抑えていますしね。真っ直ぐはかなりいいけど、これ以上力んでほしくないですね。いい状態で来ているのでこのままいってくれればと思います」と語った。
「いい感じがあれば、周りからも堂々と見えたり落ち着いて見えたりするもの。それは相手が見てもそう感じるということですから、いいことだと思います」とマウンド上の堂々とした振る舞いにも目を細めていた。
また、1イニング無失点で6試合7回1失点としたドラフト7位ルーキーの奥村政稔投手については「カウントが悪くなっても動くボールで仕留めてくれている。しっかり結果を出しているし、安心して見ていられる投手の1人。僕自身期待しています」と評価。ドラフト7位のオールドルーキーは開幕1軍入りにまた一歩近づいたようだ。
9安打しながら、オープン戦初の零封負け。指揮官は「大事なのはチャンスを作って相手にどれだけプレッシャーを与えられるか。今日は失敗もありましたけど、(オープン戦の)今は失敗していいとき。次は絶対に打ってやるという気持ちを込めて打席に立ってくれたらいいです」と気にする様子はなかった。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)