広島田中が“甲斐キャノン”突破 昨年日本Sで6連続阻止の盗塁決め、ファン大歓声
スタンドのカープファンは大歓声
■ソフトバンク ― 広島(オープン戦・23日・ヤフオクドーム)
広島が昨年の日本シリーズで苦しめられた“甲斐キャノン”をついに打ち破った。23日、ヤフオクドームで行われたソフトバンクとのオープン戦。初回に田中広輔が盗塁を決めた。
昨年の頂上決戦で苦杯を舐めさせられた広島ファンが一気に沸いた。初回、四球で出塁した鯉のリードオフマンは、続く菊池への2球目にスタート。際どいタイミングだったが、甲斐の送球がやや高く浮き、セーフ。盗塁成功。二塁塁審の手が広がった瞬間、三塁と左翼スタンドを真っ赤に染めたカープファンから歓声が上がった。
昨年の日本シリーズで広島は甲斐の前に6連続で盗塁を阻止されたことも響き、日本一の座を逃した広島。甲斐はシリーズMVPに輝き、“甲斐キャノン”フィーバーが巻き起こった。悔しさを味わったカープファンだっただけに、大きな歓声が巻き起こっていた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)