高松商の“エース香川”が13K完封 四国王者が関東準V春日部共栄破る

第2試合は高松商業が春日部共栄を完封で破る
第2試合は高松商業が春日部共栄を完封で破る

香川は打っても3番打者として5回に貴重な2点適時打、捕手の新居は4安打

 第91回選抜高校野球大会が23日、兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕した。大会1日目の第2試合、高松商・エースの香川卓摩(3年)が7回まで毎回三振を奪う、13K、4安打完封の快投を見せ、関東大会準優勝の春日部共栄(埼玉)を8-0で破った。

 香川は165センチと小柄の左腕ながら、130キロ台のストレート、キレのある変化球で春日部共栄打線に的を絞らせなかった。序盤から三振の山を築き、2回と6回は3つのアウトをすべて三振。抜群のコントロールを見せた。

 打線もは3回裏、新居龍聖(3年)、飛倉爽汰(3年)、大塚慶汰(3年)の3連打で先制。5回裏には2死一、二塁から香川が右前2点適時打で2点を追加。その後も着実点を重ね、点差を広げた。バッテリーを組む9番・新居は4安打とバットでも香川を引っ張った。

 “エース・香川”を中心としたチームは投打がかみ合い、快勝。高松商は準優勝した2016年センバツを上回る優勝へ向け、好発進した。

【香川の投球内容】
1回 空三振・四球・見三振(2K)
2回 空三振・四球・見三振・空三振(3K)
3回 空三振・右安・四球(1K)
4回 二ゴロ・見三振・中安・見三振 (2K)
5回 右安・三ゴロ・四球・右飛・見三振 (1K)
6回 空三振・見三振・空三振(3K)
7回 空三振・中飛・遊飛(1K)
8回 二飛・右飛・右飛
9回 中安・二ゴロ・二直

(Full-Count編集部)

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