「イチローが開幕戦で満塁弾」? NY紙がとんでもない間違い犯す
NY紙「デイリー・ニュース」がまさかの大間違い
21日に東京ドームで行われたアスレチックス戦後に現役引退を表明したマリナーズのイチロー外野手。28年間にわたり日米で偉大なる活躍を見せてきたレジェンドの引退に、日本のみならず、世界中に衝撃が走った。
様々な米メディアでもイチローの28年間の足跡を辿る特集や、残してきた数々の記録に脚光を当てる記事などが数多く掲載された。20日、21日に行われた開幕戦も大きな注目を集めたが、そんな中である米地元紙では、大変なハプニングが起こっていた。
ニューヨークの地元紙「ニューヨーク・ポスト」は「問題を抱えたデイリー・ニュースがイチローの見出しとキャプションを間違う」とする記事を掲載。同じくニューヨークを拠点とする米紙「デイリー・ニュース」が、20日の開幕戦を伝える記事で“とんでもない間違い”を犯したというのだ。
アスレチックスとの2試合ともに「9番・右翼」でスタメン出場したイチロー。第1戦は2打席に立ち1打数0安打1四球、第2戦は4打数無安打に終わった。ただ、「ニューヨーク・ポスト」は「あなたはデイリー・ニュースのスポーツ欄の見出しからは、そのことを知ることはできないだろう」と伝えた。
なぜか? 同紙は続けて「その見出しは『イチローが日本で行われたMLB開幕戦でグランドスラムを打った』と伝えていた」としている。記事の本文に関しては「その見出しの下のAPの記事は、本当の結果を正しく伝えている」と間違いはなかったよう。
間違っていたのは見出しと、イチローがスイングしている写真のキャプション。「ニューヨーク・ポスト」は「キャプションは『イチロー・スズキはグランドスラムを打ってファンの期待に応え、マリナーズはアスレチックスとの日本開幕戦で勝利した』と表記されている」と間違いを指摘している。
プレシーズンゲームから開幕戦、そして引退会見と、イチローの一挙手一投足に注目集まった数日間。その裏では、とんでもないハプニングが起こっていた。
(Full-Count編集部)