イチローへの思いを“愛弟子”が吐露 ゴードン、15年は「彼を頼りに」首位打者獲得

現役引退を表明したマリナーズ・イチロー【写真:AP】
現役引退を表明したマリナーズ・イチロー【写真:AP】

シアトルでのファン感謝イベントで同僚たちが思い明かす「最後になってほしくなかった」

 マリナーズは23日(日本時間24日)、本拠地T-モバイルパークでファン感謝イベントを行った。MLB公式サイトでは、その中でマリナーズの選手たちが、引退したイチロー外野手について思いを吐露する場面の動画を公開。マーリンズ時代からの“愛弟子”であるディー・ゴードン内野手は「最後になってほしくなかった」と改めて心境を明かした。

 イチローは日本開幕シリーズの21日アスレチックス戦(東京D)を最後に現役を引退。8回の守備にいったんついた後、交代を告げられると、ダグアウト前で迎えたマリナーズの選手やスタッフと抱擁し、グラウンドを後にした。

 この感動的なシーンで、イチローと抱き合った後に人目をはばからず涙を流したのがゴードン。マーリンズ時代から背番号51を“師”と仰ぎ、昨季共にマリナーズに移籍してからは常に近くを離れることがなかった。それだけに、選手としての“別れ”は辛いものとなったようだ。

「はっきり言って、最後になってほしくなかった。この5年間、毎日、彼と一緒にいたから。とても特別なシーンだった」

 こう明かし、首位打者に輝いた2015年について回顧。「(イチローから学んだことは)たくさんあった。たくさん。首位打者を受賞した2015年、僕は彼を頼りにした」。イチローの助けもあってタイトルを獲ることができたと明かしている。

日本でイチローの人気に驚きも「国の全ての人がイチローを愛している」

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