イチローへの思いを“愛弟子”が吐露 ゴードン、15年は「彼を頼りに」首位打者獲得

日本でイチローの人気に驚きも「国の全ての人がイチローを愛している」

 また、多くの選手にとって、イチローが最後を飾った日本開幕シリーズは特別なものになったという。

 打線を牽引するミッチ・ハニガー外野手は「とても感情的になった。正直に言うと、これまでグラウンド上で感情的になったことはなかったんだけど。イチローがベンチに下がり、そのキャリアを終えるところを見ることはとても耐えがたかった。マリナーズのユニホームを着て終えることは最高だったと思う」と明かす。イチローの引退については事前に「何も知らなかった」といい、「だからある意味ショックだった。それが公式に発表されて。試合の後にロッカールームで伝えられた時、とても感情的になった。僕は彼とグラウンドを共にできて、とてもラッキーだ。人として、選手として学んだことはずっと素晴らしいものであり続けるだろう」と話している。

 今季からマリナーズに加入した強打者のジェイ・ブルース外野手も、チームメートとして過ごしたのはわずか1か月程度ながら、イチローに魅了された様子。日本のファンの“イチロー愛”にも驚きを隠せなかった。

「信じられないほどすごかった。彼以上に愛されている人はいないと思う。特にシアトルでは。彼がここで成し遂げた歴史があるからね。彼の故郷(日本)に行き、ファンが毎晩見せた彼に対する崇敬はあまりにも強烈だったよ。国の全ての人がイチローを愛しているんだ。彼を嫌いな人は誰もいない。それは本当に信じられないほどすごいことだ」

 ファンからも選手からも愛されたイチロー。世界最高の4367本のヒットを刻んだ安打製造機の伝説的な“引き際”は、いつまでも語り継がれることになりそうだ。

(Full-Count編集部)

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