菊池雄星が本拠地初ブルペン イチローの“助言”に納得「まさにそれを感じた」
乾燥したアリゾナを離れ「神経質にならずに済む」
マリナーズの菊池雄星投手は24日(日本時間25日)、本拠地シアトルで行われたファンフェスタに臨み、同僚投手らとサイン会を行いファンと触れあった。
午後からは本拠地で初のブルペン入り。直球に変化球を織り交ぜ、42球。コースを意識して内外角に投げ分けた。「きょうは本当に軽くです。いつも以上に、投げてすぐ(日
本から米国に)移動だったので、ちょっと疲れて体も張っているので」と話した力の入れ具合を説明するのに、英語を使おうとして記者に助け船を出してもらい、「あ、それそれ! タッチ&フィール(感触を確かめる程度)!」と膝を叩き、囲んだ記者たちの笑いを誘った。
キャンプ地のアリゾナでは乾燥した気候からボールの握りに工夫を凝らす日々が続いたが、シアトルでの感触について「アリゾナの時ほどナーバスというか、神経質にならずに済むのなかという感じはしますね」。引退したイチローからも地元では苦労することはないとのお墨付きをもらい「まさにそれを感じましたね」と納得顔だった。
春先は低温下での試合が多く、イニング間の対策として「体を動かすとかっていう工夫は春先は特に必要かなっていう感じはしてますけど」と話した。
米国での初登板が29日(日本時間30日)のレッドソックス戦に決まっているが、映像による相手打者の対策は「まだ1週間ありますし、基本は2日前くらいから見始める」と自分のペースで地元初登板へ準備を進めていく。
(木崎英夫 / Hideo Kizaki)