イチローは「優しい人」…古巣マーリンズの選手たちは最後の勇姿を早朝生観戦
マーリンズ在籍中の2016年に日米通算4257安打、MLB通算3000安打を達成
21日のアスレチックス戦後(東京D)に現役引退を表明したマリナーズのイチロー外野手。オリックス、マリナーズ、ヤンキース、マーリンズの4チームで、“世界最高”の日米通算4367安打を積み重ねた。そんなイチローについて、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」が「イチローは全ての細部において完璧だった、古巣マーリンズのチームメートは忘れない」とのタイトルで特集を掲載。マーリンズの元同僚たちに取材しており、背番号51の現役最終打席を選手・スタッフがリアルタイムで見届けたことなどを紹介している。
イチローはマーリンズに2015年から17年まで在籍し、2016年には“ピート・ローズ超え”の日米通算4257安打目とメジャー通算3000安打目を放った。日米通算28シーズンのうちの3シーズンのみだったが、チームメートたちにとっても印象深い出来事は多かったようだ。
「ジ・アスレチック」によると、米時間21日の朝、マーリンズの選手、コーチらは早くからクラブハウスに現れ、時差のある日本でのイチローの最後のスイングを見届けるためにテレビの周りに集まったという。アスレチックス戦の試合開始は日本時間18時半。フロリダ州がある米東部時間では朝5時半だ。記事の中で「一瞬、審判が彼をアウトにするのをためらったように見えたね」と、一塁で際どいタイミングだったイチローの最終打席について話すドン・マッティングリー監督は、イチローとマイアミで過ごした2シーズンについても語っている。
「彼の打撃のやり方は少し違った。彼の足の速さと守備、そして彼に関するあらゆることが(周りと違っていた)ね。見ていてとてもワクワクしたよ」