イチローの長い現役生活の間に世間で何が起きたのか…MLB公式の“図”が話題
ファンも自分の人生とイチローの偉業を重ね合わせる「素晴らしい芸術」
マリナーズのイチロー外野手が21日のアスレチックス戦(東京ドーム)を最後に日米通算28シーズンの現役生活に幕を下ろした。メジャーリーグ公式サイトの動画コーナー「Cut4」では、背番号51がどれだけ長くプレーしてきたか、ひと目で分かる“図”を公式ツイッターで公開。コメント欄には幅広い年齢層のファンから声が寄せられている。
「Cut4」の図は、西暦の上にイチローの経歴、下に世間の出来事が記されており、比較できるようになっている。例えば、イチローは19歳の1992年にオリックスでプロデビューしているが、その前年の92年に米国でスーパーファミコンが発売されたことが書かれている。また、94年には「大谷翔平が誕生」、04年には「レッドソックスが86年ぶり世界一」と紹介されているが、その間の01年にはイチローのメジャーデビュー、新人王&MVPのダブル受賞という快挙があった。
その他、「イチロー」側には「ヤンキース移籍」や「メジャー通算3000安打」、「世間の出来事」側には「最初のiPad発売」「マイク・トラウトのデビュー」「デレク・ジーターの引退」といった項目が並ぶ。イチローの長い現役生活の間に世界はどれだけ動いていたかが分かる。
この図を見たファンは驚きを隠せない様子だ。
「初日から(見ている)!」
「(自分は)93年に生まれたので、彼は史上最高の選手としてグリフィーやリベラ、ジーターとともに名を連ねていた」
「史上最高」
「2010年から。その時8歳だった」
「イチローは27年もプレーしていたのか」
「2001年に生まれたので、2001年から」
「素晴らしい芸術」
「彼のメジャーでのキャリア全て。彼とプホルスは同じ年にメジャーに来た。イチローは今まで見た全ての選手の中で最高だ」
「彼が3000本安打を達成した試合に行ったよ」
イチローがある偉業を達成した時、自分は何歳で何をしていたのか。パッと思い浮かぶファンは少なくないだろう。この「Cut4」の図を見た多くの人も、イチローが現役生活で成し遂げてきた快挙と自分の人生を重ね合わせているようだ。