大分が“3度目の正直”で甲子園初勝利 松山聖陵との聖地未勝利対決制す

大分が松山聖陵に勝利
大分が松山聖陵に勝利

1点差に迫られるも8回に集中打&敵失でダメ押し 先発・長尾が1失点完投勝利

 第91回選抜高校野球は27日、兵庫・西宮市の阪神甲子園球場で大会5日目が行われ、第2試合はセンバツ初出場の大分(大分)が松山聖陵(愛媛)に4-1で勝利した。過去に夏2度出場しているが、念願の甲子園初勝利となった。

 大分は初回、先頭の足立駿(3年)が中前安打で出塁。3番の小手川巧(3年)もヒットで出塁し、1死一、二塁から4番の中尾拓士(3年)が右中間への大きな打球を放ち、2点適時打となった。エースの長尾凌我(3年)に 幸先よく2点をプレゼントした。

 流れを変えたい松山聖陵は継投で7回裏から背番号1のエース・根本大蓮(3年)が登板。この回3人で完璧に抑えると、8回表、打線がつながった。3番の折田玲(3年)、4番の大村侑希(3年)のこの日初めての連打で、一、三塁とチャンスを作ると、5番の岸田明翔(2年)が外の変化球に食らいつき、左前へ運んだ。ここまで抑えられていた長尾から3連打で1点を返した。

 しかし、8回裏、大分が根本を攻めて、1死満塁とすると安藤陽斗(3年)が右翼へダメ押しの2点タイムリーで突き放し、試合を決めた。

 松山聖陵も春1度、夏1度、甲子園に出場しているが、初勝利は今回もお預けとなった。

(Full-Count編集部)

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