鷹、劇的サヨナラ勝ち ドラ1甲斐野が2回5Kで新人開幕戦白星 西武は山川満弾空砲
同点の延長11回にデスパイネがサヨナラ打
■ソフトバンク 5-4 西武(29日・ヤフオクドーム)
ソフトバンクが劇的なサヨナラ勝ちで開幕戦を飾った。29日、本拠地ヤフオクドームでの西武戦。4点リードの8回に追いつかれたものの、延長11回にデスパイネがサヨナラ打を放ち、激戦に終止符を打った。
2回に松田が今季初打席で初安打初本塁打となる先制ソロを放ち、通算1500安打を達成。4回には上林が適時二塁打、5回にはデスパイネの適時二塁打と内川の中前安打でリードを広げた。
2年連続の開幕投手となった千賀は初回いきなり161キロを2球連続でマーク。無失点で立ち上がると、その後も西武打線に得点を許さなかった。6回1死満塁のピンチも山川、森を仕留め、6回3安打無失点でマウンドを降りた。
逃げ切りを図りたいソフトバンクだったが、8回に登板した3番手加治屋がつかまった。今宮の失策、安打と四球で無死満塁とされると、山川に同点満塁弾を被弾し、試合を振り出しに戻された。
延長10回をドラフト1位ルーキーの甲斐野が山川、森、外崎の中軸を3者連続三振に仕留めると、右腕は11回もマウンドに上がり、2イニングを投げて5奪三振無失点と好投。すると、11回裏、先頭の今宮が四球で出塁すると、柳田も安打でつなぎ、最後はデスパイネが左中間を破るサヨナラ打。甲斐野はルーキーで開幕戦勝利の偉業となった。
西武は先発の多和田が5回10安打4失点で降板。打線も千賀の前にゼロ行進が続いてきたが、8回に山川が起死回生のグランドスラムを放って、一度は試合を振り出しに戻した。だが、延長11回にヒースがつかまり、競り負けた。