西武山川、今季1号は豪快同点満塁弾 チームを救う一発「本当に良かった」
富士大の後輩・多和田の黒星を消す一発、「どすこいポーズ」も披露
■ソフトバンク – 西武(29日・ヤフオクドーム)
西武の山川穂高内野手が29日、ソフトバンクとの開幕戦(ヤフオクドーム)でソフトバンク3番手の加治屋から今季1号となる同点満塁本塁打を放った。
まさに4番の働きだった。4点を追う8回、無死満塁の場面でその機会は訪れた。変化球で攻められたが、ファウルで粘り、8球目のストレートを芯で捉えて左中間スタンドに運んだ。ゆっくりとグラウンドを一周すると、ベンチ前で「どすこいポーズ」を披露し、敵地スタンドに詰めかけたファンを沸かせた。
相手先発・千賀の前に3打数無安打と結果を残せなかった山川。6回には1死満塁の場面でセンターフライに倒れ、好機を活かすことができなかったが、土壇場でチームを救う一撃に「開幕戦でホームランを打ててよかった。同点に追いつけて本当によかった」と興奮冷めやらぬ様子で話した。
この日先発の多和田は富士大学の後輩。初の大役を務めた後輩の黒星を一振りで打ち消し、ゲームを振り出しに戻した。