OP戦不振、背中の張りもどこ吹く風 鷹・上林、先発起用に応える「積極的にいった」

ソフトバンク・上林誠知【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・上林誠知【写真:藤浦一都】

背中の張りも気にならず「アドレナリンが出ていたので」

■ソフトバンク 5-4 西武(29日・ヤフオクドーム)

 29日に行われた西武との開幕戦。ソフトバンクの上林誠知外野手が、4回裏にチームの2点目を叩き出すタイムリー二塁打を放った。

 背中の張りを訴え、一時は開幕スタメンが危ぶまれていたが、「8番・右翼」でスタメン出場。5打席で3打数1安打1打点と結果を残した。

 1点リードで迎えた4回裏、2死一、三塁の場面で打席に立つと、ライト線ギリギリに落ちるタイムリー二塁打を放った。「打ったのはカーブ。得点圏だったので積極的にいきました。開幕戦で1本ヒットが出てくれて良かったです」と上林。背中の張りは「アドレナリンが出ていたので、そんなに気にならなかった」と話し、この試合で唯一の守備機会となった8回には、右翼からサードへの矢のような送球も見せた。

 開幕戦から延長11回までもつれる接戦となり、「試合に出てなかったら変な気持ちになっていたと思いますが、いきなりこんな試合も体験できてよかったです。疲れましたけど」と苦笑い。打席でのアプローチについても「練習ではフォームも気にしますが、試合になれば対自分というより対投手。それもできたと思います」と語る。

 オープン戦での不振に加え、背中の張りで「みなさんに心配をかけている」と申し訳なさそうに語ったが、これからも結果を出すことで周りの心配を払拭していくしかない。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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