今季初先発のハム有原が復活の2ケタ勝利へ初陣 「緊張よりも気合が入る」
31日のオリックス戦に先発 内角を意識して戦う
■日本ハム – オリックス(31日・札幌ドーム)
日本ハムの有原航平投手が31日のオリックス戦(札幌ドーム)に先発する。
今季はここまで順調だ。オープン戦は3試合に登板して防御率1.50。最終登板となった24日のヤクルトとのオープン戦では5回5安打無失点にまとめた。
「いい調整ができています。最後のオープン戦もピンチで粘り強く投げることができました。低めを意識していきたい」と静かに闘志を燃やす。
右肩の炎症で出遅れた昨季は8勝5敗、防御率4.55と苦しみ、一時はリリーフへの配置転換も経験した。汚名返上を期す今季、意識するのは内角攻めだ。
「(去年は)踏み込まれて打たれた長打が多かったので、相手にインコースを意識させるのは大事なこと。オープン戦ではしっかり投げられていますが、シーズンに入って、プレッシャーがかかる場面でしっかり投げられないといけない」と自分に言い聞かせるように語った。
新生オリックス打線に対しては「オープン戦から走ってきましたし、盗塁されると得点圏にランナーがいくので、気をつけたい。無駄な出塁をさせないように、先頭を抑えていきたい」と機動力を頭に入れながら対峙する。
今季初登板に「緊張するというよりも、気合いが入る。ここからスタートなので頑張りたい」と力を込めた有原。エース候補と期待され続ける右腕が、新たな姿を見せる。
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)